2024/9/30

仕事復帰。病棟リズムは活かせず、起床時間は入院前と変わらない。紅茶を淹れ、仕事始め。休めるものならまだまだ休みたいとはいえ、たっぷり休んで英気は養われたらしく、モチベーションはまあまあ。休んだ分の業務の情報共有を兼ねて、急遽穴を開けたところをカバーしてくれた後輩たちに事情を説明して謝罪した。こちらとしてはもうすっかりオモシロネタだと思っているのだが、やはり反応に困るらしいのでネタにするのはやめておこうと思う。その後面談した上司にもやはりDVを心配され(かなり遠回りな言い方で、相談が必要だったらここにも頼り先はあるからねと言ってくれた。ンンン?と思う発言も時折あるのだが、こういうところはまっとうだと思う)、やはり転んだだけで肝臓損傷で入院って変なんだな。そりゃそうか。私のドジのせいでありもしない疑いをかけられそうになる連れが一番かわいそうかもしれない。こんなに優しくて私を甘やかすのが上手な最高のパートナーなのに……。

昼食は昨日の残りのオムライスとポテトサラダ。午後は会議が続いて、この数日人とろくに会話していなかったのでけっこう疲れた。17時すぎに会議を終えてからしばらく放心してしまい、そのあときりの良いところまで作業したら20時をまわってしまった。どうにか19時には仕事をすっぱり終わらせられるようになりたいのだが、中だるみの時間があるからこうなってしまう。このところ劣等感を感じ続けている優秀な後輩に触発されて、これでも多少先延ばし癖は改善されていると思うのだけど。

昼過ぎに電話した偉い人から、今一番かかわりの深い同僚が辞めるという衝撃的な話を聞かされたところだったのだが、夕方本人とも会話するタイミングがあった。全然気づいていなかったことにもショックだったし、いろいろといっしょに乗り越えてきた人だったので、純粋にめちゃくちゃさみしい。向こうも、人は好きだったから離れがたいんだけどね、と歯切れの悪い口調でいた。それでも辞めるのは、管理職の負担が重かったことや組織の停滞感や戦略の曖昧さへの不満、それによってモチベーションが下がってしまって、自分の成長が感じられない日々が続いていることが理由だという。成長し続けなければいけないという呪いと思えばトキシックにも見えるけど、そもそもこんな職種についている人間は飽き性なので、この停滞感が耐え難いという感覚は、私にもわかるところがある。エネルギーの塊みたいなバイタリティの同僚にしてみたらなおさらだろう。仕方ないな、と思う。きみとは退職しても縁が続く人だと思ってるから、と言ってもらえたのは嬉しかった。

連れの帰りが早かったので、今日も連れ主導で一緒に夕飯を作った。二人で作ろうとすると、旧居より台所が狭くなったのは惜しいところだ。昨日割引されていた生鮭をシンプルに塩焼きにした。今日の味噌汁は小松菜とお麩。お麩、実家ではほとんど食卓に出ない食材だったので、なぜだか特別な気分になるのだが、連れもそうだったらしい。じわっと出汁の染みたお麩を噛み締めるのって幸福。くたくたに煮えた小松菜も大好きだ。あとは叩き割りした胡瓜をピリ辛ダレに漬けたやつ、これも連れが作った。朝食みたいな献立だったけど、健康的で良い。鮭はもう一尾残っているので、それは炊き込みご飯にしようかと思っている。そろそろ秋刀魚も食べたくなってきた。スーパーに並んでいるやつはだいぶ身が太くなってきている。

食後は家計の相談をちょっとして、夜の散歩に出かけた。来週の検診まで念のため汗のかくような運動は控えてくださいねと言われてしまっているのだが、寝込んでいた反動か、私にしては珍しく体を動かしたい欲求が高まっているので困る。せっかく病院でちょっと体重落とせたので、戻らないようにしながら筋肉をつけたい。