頭がいたい。考えるまでもなく、寝過ぎである。会社の飲み会を終え恋人と帰宅して、眠りについたのが午前1時。ようやく起き出したのは17時近かったから、実に16時間は布団のなかにいたことになる。恋人が家を出ていった記憶が微かにあって、それ以降も時折目…

7時半に起きる。あいかわらず恋人は布団を出ていくのが早くてさみしい。もうすこし私がしっかりと意識を取り戻すまで隣りにいてほしい。そうじゃなきゃ夢と変わらないような気がしてしまう。 昨晩の夕食の皿を洗う水の音でだんだんと頭がはたらきはじめて、…