2024/3/23

8時に親友が迎えに来た。車を買ったことは知っていたが、乗るのは初めてだ。凝り性の親友らしい、左ハンドルのマニュアル車なので、オートマの免許しか持たない私は運転手役にはなれない。睡魔が近寄ってこないように、助手席でひたすらどうでもいい話を続け…

2024/3/24

日の出から間もない頃に目が覚めたが、寒さに負けて寝袋から出られなかった。ようやく抜け出たのは6時をまわっていた。車の屋根にも窓にも、地面の石や落ち葉にも霜が降りて、一面きらきらしていて、それは美しい眺めだった。でも、太陽が出たらみるまに溶け…

2023/10/19-21 G4Y福岡遠征記

10/19 朝、友人たちは都内で終映日を迎えるムビナナを観に行っていたが、散々悩んだ末に見送った。このところ私の出張やら連れの朝番やらで、連れとゆっくり朝を一緒に過ごせていなかったから。それと、なんとなく気持ちがささくれていて、アイドルたちの輝…

20230721-22 SEVENTEEN TOUR 'FOLLOW' TO SEOUL

Day1 8時半過ぎに起き、シャワーを浴びて家を出る。同居早々に家を空けるので連れはちょっぴりさみしげ。先月出張で中国に行っているとはいえ、あの時は現地の同僚が何から何までエスコートしてくれて、不安に思うようなことは何もなかった。いくら行き慣れ…

二十代の修学旅行

午前四時に起きる。辺りはまだ真っ暗だ。タクシーを呼んで、数駅先の始発駅まで向かう。空港に着いた頃、見事な朝焼けに迎えられた。燃えるようなというよりは、早生の蜜柑のような黄色っぽい橙の空だった。搭乗を待つ人たちは皆同じように空にカメラを向け…

傍観(4月28日、ソウルにて)

安宿の、けっして快適とはいえない寝心地のベッドで目が覚めたのは11時になる頃だった。そこからまたしばらく微睡んで、正午をまわってどうにか宿を出た。睡眠をきちんととると、こんなにも体は軽いのか、と驚く。予定は何も決めていなかったので、宿から大…

181007 / 08

今日こそは文章を書くぞ、と意気込むのに、なんでかいまひとつ気持ちが乗らなくて断片ばかり量産してしまう時期というのはちょくちょくあって、この一週間はずっとそんな感じだった。帰りの飛行機は宇多田ヒカルがいかに天才であるかについて考えていたら終…

180923

8時に起床、しばらく硬いベッドで微睡む。共用スペースで朝食をとっていたらしい家族連れの声が賑やかだったおかげで、そこまで深い二度寝をすることはなかった。安宿の壁は薄いのだ。9時過ぎに毛布を抜け出し、共用スペースでテイクフリーになっているトー…

180922

夜の暗さよりも、朝の暗さが好きだ。明度にさしたる差はないのだろうけど、朝の闇はなんだか柔らかいと思う。あと数時間もしたら光に掻き消されてしまう切実さを伴った紺色の空が好きだ。でも、夜がとくべつに好きなわけではないし、夜に向かっていく夕暮れ…