2024/5/7

名残もへったくれもなく仕事始め。やる気が出ないというか、燃え尽きている感じでまったく頭が働かない。これが現実かあ、とつきなみな表現が浮かんで、旅のことを夢とか非現実にしたくないなと思った。非日常であることは否めないとしても、異国ですごした10日間だって、たしかにこの目で、肌で感じた現実だったはずだ。生活にまみれたこちらが「ほんとう」で、楽しくて美しい景色が「にせもの」だなんて思いたくない。ああいう日々を現実にするために、日常の現実もある。全部私のものだ。

昼は連れが用意してくれた。昨日の胡瓜とわかめの酢の物、味噌汁のほかに、梅干しとオリーブ、青葱とカニカマ、納豆とチーズの3種をそれぞれ油揚げに詰めてトースターで焼いたつまみ。冷蔵庫に残っていた食材を一掃するメニューだが、意外な組み合わせながらすごくおいしかった。梅干しとオリーブは冷奴にのっけても良さそうだ。酒が飲めないのがつらい。

時差ぼけもあいまって、午後4時くらいに耐えられない眠気に負けてしまった。冷蔵庫は昼ので空になってしまったので、連れが10時過ぎに帰宅してきたのにあわせて買い物に行った。良さそうな鰹の切り身が安くなっていて嬉しい。あとはメキシコ土産に買ってきたタヒンという唐辛子とライムの調味料を鶏もも肉に振って焼いたもの、えのきの味噌汁、酢の物の残り。

食後はこれまた土産に買ってきたテキーラをふたりでちょっと舐めた。おいしかったけど、お店で試飲したときのほうが感動が大きかったような。旅の魔法のなせる業か。

食後は『葬送のフリーレン』の最終話を観ていたけど、眠気に抗えなかった。朦朧とした頭でシャワーを浴びて就寝。