2024/5/6

午後3時ごろに成田に到着。このために休みをとってくれていた連れが空港まで迎えに来てくれた。学生時代から連れを知る友人が愛されているねえとにやつくので、そうだろうそうだろうと得意げな顔をしておいた。鈍行で2時間以上かけて家に帰る。道すがら、写真を見せながら旅の話をしていた。旅行中もこまめにやりとりはしていたけど、見せていない景色も、話していない出来事もたくさんある。窓の外は曇天で、濃い緑が映える。水気の多い色。日本の色だなあと思う。私は雨の匂いが漂うこの時期の植物の色がとても好き。話しているうちに眠くなってきて、後半はすっかり寝入っているうちに最寄り駅に着いていた。家に着いてからも、連れのすすめで荷ほどきもせずに布団に飛び込んで5時間ほど眠った。

眠っているあいだに連れが夕飯を用意してくれた。鯖の塩焼き、胡瓜とわかめの酢の物、味噌汁。恋しかった味で、ふっと気持ちがゆるむのがわかった。メキシコで食べたものはどれも(最後に空港で食べたマフィン以外)おいしかったけれど、慣れ親しんだ味に勝るものはない。

食後は、写真の続きを見せて、スーツケースを開けて土産を披露した。けっこう買い込んだつもりだったけれど、こうして帰ってきてみると、もっとあっても良かったような気がしてくる。ほとんどが食べ物なので、連れと一緒に味わうのが楽しみだ。