2024/3/16

9時台に一度目を覚まして2度寝して、次に目が覚めたら12時半になっていた。慌てて支度をして、昨日の残りの麻婆豆腐をかきこんでボランティアに行く。すっかり空気が春で、駅から会場まで10分ほどの道のりを小走りに行ったらじっとり汗ばんだ。そこら中に花が咲いていて嬉しい。木蓮がよく咲いている。とおりすがりの玄関先に置かれた鉢植えの桜も開いていた。ハコベ、タネツケバナ、ミミナグサ、ノボロギク、ホトケノザ、ナズナ。沈丁花の甘い匂いがあたりに立ち込めている。もしいつか庭のある家に暮らせるなら植えたい木のひとつだ。

帰りは歩いて帰った。夕方になると幾分気温は下がるけれど、それでも30分近く歩けばそれなりに暑さを感じる。連れは布団で漫画を読んでいた。隣に潜り込んで、私はブラッドベリの短編集を読んでいた。日が落ちて、室内が文字が読めなくなるほど暗くなるまでそうしていて、それから二人で買い物に行った。春野菜という響きに浮かれてまたキャベツを買ってしまった。深い緑。あと鰯が半額になっていたので買った。

帰宅してすぐに夕飯作りに取り掛かる。ところどころ手伝ってもらえるだけでも格段に早くなる。春キャベツはロールキャベツにした。初めて作ったけど、案外難しくない。鰯は梅煮にした。あとはトマトと胡瓜と新玉葱をマリネに。鰯の梅煮がちょっと浮いた顔ぶれになってしまったけど、味はどれもよかった。

夜勤の連れを送り出して、また1週間分の日記を書いて、『ブルーロック』の続きを観て、ブラッドベリの短編集を読み終えてから眠った。ブラッドベリ、残りのページが少なくなるにつれて読み終わりたくない気持ちが増して読む速度が落ちていくのだけど、それでも読んでいれば終わりは来てしまう。ほんとうに大好きな作家だ。