2022/5/7

午前四時近くまで仕事をしてしまったせいで、正午前まで眠っていた。さすがにボランティアに行く体力はなく、自己嫌悪にさいなまれつつ欠席の連絡を入れる。起きてからも仕事のことが頭から離れず、けっきょく午後四時近くまでパソコンに向かっていたが、迷走をきわめるいっぽうで、鬱々とした気持ちからは逃れられずにいた。「落ち着かなくては」という思いだけで頭がぜんぶ占められてしまって、その先にまで考えが届かない、という、ほとんどパニックに近い状態のまま時間ばかりがすぎてゆくのは苦しい。だから、強制的に一度思考の電源を落とせるという意味で、夕方に用事を入れていたのは幸いだった。用事をすませてからは、とても自分で食事を用意する気にはなれず、近所のファミリーレストランで夕食をとって家に戻った。午後九時から、前の晩に約束していたとおり、友人とただおたがいの作業を黙ってこなすだけのオンライン通話をつないでいた。これがとても効果的で、昼の暗澹が嘘のように、するすると闇がほどけて、午後十一時前には仕事を一段落させることができた。そのあとは読んでいる本の内容がきちんと頭に入ってくるようになってほっとした。