2022/1/26

前の晩、午前三時を過ぎても寝付けなかったせいで、けっきょく十時直前まで布団にいた。低気圧なのか、まるで誰かに肩を押さえつけられているかのように体が重かった。ようやく起き上がったときに下腹部に鈍い痛みをおぼえて、そろそろ生理が来る頃だということを思い出す。どうりで昨日の夜から調子が悪いわけだ。

こういう日は自分を甘やかしてやるにかぎる。仕事が立て込んでいないことをさいわいに、午後四時にパソコンを終了させ、あかるいうちから湯船に浸かった。それから夕食にカレーを作った。このところずっと食べたかったので嬉しい。カレーはつくっているときの匂いだけでうきうきするし、失敗しないし、冷凍しておけば数日は困らないし、素敵なたべものだ。

眠気をこらえつつ資格の勉強をやって、あとは本を読んでいた。レイ・ブラッドベリの『華氏451度』を読み終えた。ちょうど本が読めるようになった最近の自分に、「世界を見て歩く。いまは、なんでも見てみたい」というモンターグの言葉がひびく。