2022/5/17

文章を書きたいけれど、書いていたら遅くなってしまうから、もう寝てしまおう。そうやって体の中に、成形できなかった感情や思考を押し込めたままにするときがいちばん、心を殺していると感じる。心を亡くすと書いて、忙しい。忙殺というのも、的を射た表現だと思う。あれやこれやと言葉をこねくりまわしているけれど、睡眠がたりていない時特有の鈍い頭痛がしはじめている。だめだ。言葉になりそこねた前駆体は消化されずに体内に巣食っていく。残尿感。だけど、寝ないのもしんどい。けっきょくのところ筆をおくという選択肢しか残されていないのだ。忙しいなどとのたまってはみるものの、書く時間をきちんと確保できないのは、自分の怠惰によるところが大きいわけだし。