師走記

とうに年も明けてしまったけれど、記録ごとをすませないと気持ちのうえで新年を迎えられないので、年末に書いたことにして残しておく。盛りだくさんの年末、詰め込みすぎたけどぜんぶ楽しかった。

 

12/22

出勤。若手社員たちと座談会からの忘年会。自分が後輩としてふるまうのはわりとできるのだが、とにかく後輩という存在が苦手だ。偉ぶって接していないか不安で仕方がない。帰途で酔って連れに電話をかけたらしく、それ自体はうっすらとおぼえがあるのだが、何を口走ったのかさっぱり記憶にない。連れは可愛かったよと笑うだけで教えてくれようとしない。おそろしい。

 

12/23

前の晩の酒が抜けない。午前中は布団で仕事をしていた。夜、友人が家に遊びに来てくれる。残り物で夕食を作って一緒に食べ、友人が持ってきてくれたケーキを食べながら映像鑑賞会。『東京原子核クラブ』と『HAKU-MYU LIVE 3』を見る。久保田さんの演技がほんとうに好きだと噛みしめているうちに夜が更けてゆく。

 

12/24

友人と近所のファミレスでブランチ。パンケーキを食べた。夕方は秋葉原へ。別の友人とLiarLiarで4時間近く踊り続ける。ツイッターの相互とニアミスしていたらしい。足ががくがくになりながら、友人と近くのファミレスで糖分を摂取していろいろ話す。時間がたりねえ。夜、仕事を終えた連れが家に来る。

 

12/25

一日連れと休みを過ごせることもなかなかないので、前々から張り切って食事を作ろうという話をしていた。昼過ぎに買い出しに行き、予約していたケーキも受け取って仕込みを始める。ビーフシチュー、マッシュポテト、アヒージョを作った。かなり満腹になったが、出来は上々。ケーキもおいしかった。料理しながら飲んで、食べながら飲んで、時間をかけているからあまり酔わなかったけれどけっこうな飲酒量だったはず。アメリカに住んでいた頃から実家はクリスマスを祝う習慣があったし、連れも私も中学生以降の学生時代はキリスト教とかかわって過ごしてきているから、なんとなく特別な過ごし方をする日という感覚は抜けない。とか言いつつ、イベントごとが好きというだけに過ぎないのかもしれない。早めの誕生日プレゼントということでモロッコランプをもらった。「役に立たないものだよ」と手渡されたが、すっかり気に入ってしまって、さっそく灯した。写真を見た友人から「役に立たないものは愛するほかないものだ」という寺山修司の言葉を教えてもらった。

 

12/26

仕事納め、出勤。午後の会議を終えて早退し、友人と落ち合ってセブンティーンカフェとスカイツリーに行った。誕生日プレゼントにADDICTIONのネイルポリッシュをもらった。薄い、月のようなグレー。鮮やかな色と迷ったものの、ネーミングでこちらに決めたのだという。その名もMoonwalkで、私がセブンティーンでもっとも好きな曲 "Moonwalker" をすぐに思い出した。ものすごく嬉しい。帰宅後、おなじく仕事を納めた連れと残りのビーフシチューを食べ、急いで荷造り。翌日4時起きだから早く寝ようと話していたのに、テレビでやっていた指揮なしのオーケストラの番組がおもしろくて、けっきょく深夜1時すぎまで見てしまった。