2023/1/12

ずいぶんひさしぶりに7時台に起きることができて、韓国語と中国語の勉強をすこしできたところまでは良かったのに、そこからがてんでだめだった。すげえ気持ちがふさいでいる。生理はもう始まっているってのになんなんだこれは。仕事の中身が何ひとつ頭に入ってこなくて、やることはまだまだあったけれど夕方早々に店じまいをして、それでもアニメすら観る気になれずひたすらインターネットを泳いでいた。

久保田さんに手紙を書いて投函して、夜は誕生日配信を観ていた。コメントが拾われて嬉しかった。たしかに嬉しかったはずだし、配信も楽しかったのに、こうして書いてみるとぜんぜん楽しそうに聞こえないな。遠い自分が喜んでた感じ。

芝居に対して真摯で貪欲な人だという印象は変わらないものの、演技しているところや舞台インタビューの文面からだけでは読み取れない、本人の人となりみたいなものが見えて、思った以上に穏やかでおっとりとした人なんだなとすこし意外に思った。昨日公開された共演者のインタビュー記事に釈迦化していると書かれていたのを見て、ふうんと思っていたのだが、その一端がこの配信で腑に落ちた感じがあった。役と役者の親和性の多寡は演技を規定する要素のひとつにはなると思うけど、あくまで一部でしかないのだな。友人ともつねづね話していることだが、役者の内側でのキャラクターの変換ロジックはブラックボックスで、この人がこの役を!という意外性もまた舞台の楽しさのひとつだと思う。諸刃ではあるけれど。

そういうことで、お誕生日おめでとうございました。去年の暮れに好きになってからずっと楽しい。36歳。もっとこれからかっこよくなっていくんだろうなあ。40歳の久保田さんも50歳の久保田さんもぜったいかっこいい仕事していてほしいし、していると思う。かっこいい仕事をしてくれるのはほんとうに希望で、歳を重ねることが楽しみだと思わせてくれる人に出会えて嬉しいです。あと出会わせてくれた友人にも感謝。

来月の舞台で共演する井澤さんが久保田さんのポートレート写真をインスタグラムにあげていて、それがすごく良い写真だった。光の具合がすごくきれいで、私も写真をまた撮りたいなあと久しぶりに思った。高校も大学も一眼レフを肌身離さず持ち歩いていたというのに、今となってはどうやって写真を撮っていたのか、どうやって写真を撮りたいものを見つけていたのかを思い出せない。書きたいものも撮りたいものもない世界に生きている。