インタビューまとめ

どれを読んだのかわからなくなってきたので、おにいさん関連記事の自分用まとめ。ほかに見つけたらまた追記します。

2019年以前

九条丸家の殺人事件

2016/3/23 『~崩壊シリーズ~ 「九条丸家の殺人事件」』 久保田秀敏インタビュー - Astage-アステージ-

心霊探偵八雲 裁きの塔

2017/6/2 本番直前に切り込み!久保田秀敏主演『心霊探偵八雲 裁きの塔』インタビュー!

駆けはやぶさ ひと大和

2018/2/7 『駆けはやぶさ ひと大和』荒木宏文&久保田秀敏インタビュー!「最終章まで“誠”を貫く」

時代ものをやる時は、殺陣に必要な筋肉をつけないと、演劇としても安く見えちゃうと思って。実際に日本刀がどれだけ重かったかをイメージできるかできないかで、立ち回りも変わりますし、所作も変わりますし。だからまず、振る筋肉と止まる筋肉。あとは、体幹もしっかりしないとブレちゃう。そういうことを考え出すと止まらなくて(笑)。

先達のオタクに観るべき作品を尋ねたところおすすめしてもらったのがこれだったので、早いところ観たい!

Love Trianglar~キミを誰より愛してる!

2019/7/7 『Love Trianglar~キミを誰より愛してる!』久保田秀敏さんインタビュー!「この作品は僕にとってかなりの宝物になると思います」 - PASH! PLUSPASH! PLUS

役者は身体表現とか色々ありますけど、声のお仕事だと聴覚でしか見極められないので、いかに一言一言が大切か、音が大事か…。そこに感情が乗って、イメージを広げさせるということが、本当に勉強になりました。

2020年

薄桜鬼 真改 相馬主計篇

2020/1/15 ミュージカル『薄桜鬼 真改』相馬主計 篇 梅津瑞樹&久保田秀敏 インタビュー

西田さんはお客さん目線で作られると思うので、ひとつひとつの感情の描写とか緩急のつけ方が本当に大好きで楽しみですね

たぶん私、西田演出のこと好きなので、好きな演出家のことを好きな俳優が好きでいてくれるのありがたい。ほかの出演作も観たいよ~!

バレンタイン・ブルー

2020/2/16 2.5次元舞台に多数出演の俳優「久保田秀敏×武子直輝」対談。舞台『バレンタイン・ブルー』とは?

憂国のモリアーティ Op.2

2020/6/15 ミュージカル『憂国のモリアーティ』Op.2 -大英帝国の醜聞- 久保田秀敏&大湖せしる インタビュー

アルバートは家督を継ぐ者として大切に育てられてきた。その貴族らしい雰囲気を出すためにも、背筋を伸ばしたり、形から入っていったのですが、稽古中に演出の西森(英行)さんから『もう少し人間らしく』とオーダーをいただいて。紳士的な物腰の中に人間らしさを出すのが難しくて、苦労しました

Op.3ではそのアルバートの人間くささがより出ていたと思うんだけど、Op.4はさらに期待できそうな雰囲気を感じていてわくわくが止まらない。

東京原子核クラブ

2020/12/17 久保田秀敏「楽しみしかない!」マキノノゾミ作・演出への意気込み&軍人役のために体作り宣言も!1/10開幕、舞台『東京原子核クラブ』インタビューSP【前編】

狩野が登場することによって場の空気がキュッと締まるような、ちょっとした緊張感を観ている方々にも感じさせる役だと思うので、その居佇まいはしっかりと作り込んでいきたいなと思います。

そう、狩野って平和館の「外」の人間なので、やっぱり来ると空気が変わる。こっちまで背筋の伸びるような役になっていてすごく好きだったことを思い出して嬉しくなっている。

2020/12/18 久保田秀敏「役者、向いていないなって思います」初舞台からの10年を振り返っての自己評価は?1/10開幕、舞台『東京原子核クラブ』インタビュー特集【後編】

何かを表現するっていうのは、途方もない努力に、色んな技術を積み重ねていかないとダメで、僕はそれを「やってください」って言われてパッとできる人間じゃないんだな、って感じています(笑)。だからこそ場数を踏んで、自分で自分のケツを叩いて走り続けていかないと、って思いますし。

ただの根性論じゃなくて、技術の必要性をわかっているところがほんとうに好き。

今の僕でいう「お客様のために」という思いは、この物語の中でいうと狩野の「大日本帝国のために」というような、何かのための覚悟を持つという面では、共通する部分でもあるのかなって思います。

こういう一度抽象化して自分の中に取り込む、自分に引き付けて物語を読むのって私が常にやっていることなので、そういうのが好きな演技に還元されるんだ!と知って嬉しかったやつ。

今はすごく便利で、配信でも作品をお届けすることはできるんですが、目の前で見ることによって見え方が違ったり、映像とは違った温度で伝わる熱もあると思うんです。

だからこそ、劇場での“演劇”という文化は絶やしちゃいけない

そうだよね……出演作いろいろ映像で観たりしてるけど、生の久保田さんをちゃんと観たことがないので楽しみ。早く来月にならないかな。

 

2021年

血界戦線

2021/9/15 舞台『血界戦線』 Blitz Along Alone 岩永洋昭&久保田秀敏 インタビュー

すべての2.5次元作品をやるときに(CVに)声を寄せるというわけではなくて。僕らがすべきはモノマネではなく、ちゃんと板の上で生きること。そのために使える武器は何でも使う。声に関してもそうで、似ていれば使うくらいの感覚

優先順位を履き違えない人だ~~~!これも先達オタクにおすすめしてもらったもの。ヴィジュアルがヤバいのは薄々気付いているし、原作も好きだし、西田演出だし、観ない理由がない舞台。早く手に入れたい。

2022年

お月さまへようこそ

2022/7/26 『お月さまへようこそ』 小日向星一&大久保祥太郎&納谷健&久保田秀敏インタビュー!! 「“奇跡”を目の当たりにできる」詩情に溢れた作品

文豪とアルケミスト 嘆キ人ノ廻旋(ロンド)

2022/7/26 【インタビュー】舞台「文豪とアルケミスト 嘆キ人ノ廻旋(ロンド)」芥川龍之介 役:久保田秀敏さん

初演の時は、パッと見のイメージだけでやっていたんです。このキャラクターはこういう立ち振る舞いで、こんな声の出し方で演じればいいんでしょ、というやり方を見事にやってしまいまして…。まさしく、役の上辺だけしか見れていない演じ方をしてしまったので、初演はもう観れないです…(笑)。

そこが反省点ですね。当時はその演じ方が正解だと思って、完璧にやったつもりでいたんです。でも、そこから2、3年が経ち、自分のお芝居に対する向き合い方も変わり、芥川龍之介との向き合い方も変わりました。

私が肌に彫り込んでいる "I'm better than yesterday" ってことじゃんね。悪趣味だなと思うんだけど、かなり昔のインタビューと読み比べても変わってきているんだなあと感じることが多く。

2022/7/29 久保田秀敏&岩城直弥、親友役に「手応えあり」 それぞれが語る文劇5への期待とは

まずはやっぱり僕たち自身が会話をたくさんすることですかね。(略)お互いの人となりもそうだし、キャラクターに対する共通認識も持っていないといけないですし。そういう細かいところを積み重ねていくためにも、思ったことをお互い声に出していかないとですね。

人間がふたりいたら、そこにはコミュニケーションが発生するし、言葉を使わなきゃ相手に伝わらない、というのを割り切っているというか、良い意味で人を信用していないというか、そういうばっさりしたところがいいなあと思ったやつ。

2022/7/30 久保田秀敏・安里勇哉「役者と演出家の熱いバトルで出番が増える」~舞台「文豪とアルケミスト 嘆キ人ノ廻旋(ロンド)」インタビュー

役者をやってるから、お芝居で勝負をしたい

役者に矜持を持ってそうなところが最高なんだよなあ。

2022/8/12 芥川をもっと深く知りたくなった。舞台「文豪とアルケミスト 嘆キ人ノ廻旋(ロンド)」 久保田秀敏 インタビュー

「公式ガイドブックです。ここに正解が載っています。ご覧ください、以上です」じゃないですよね、演劇って。台詞であったり仕草であったり、それらの行間というのでしょうか、裏の部分をちゃんと中の人間が理解していないと薄っぺらいものになってしまうと思うんです。ただ台本に書かれている台詞を言うのではなくて、たとえばこの台詞は、一つ前の相手の台詞のどういった感情を受けて発したものなんだろう、この台詞と相手の台詞の間には、一体どんな感情の動きがあったんだろう……それらを考えて理解しようとすることで、初めて役の奥行きや味わいを深められるんじゃないかなと思うんですよね。

これ、最近のどのインタビューでもほんとうに同じことを言っていて、それだけ常に考えていることなんだなあと。

史実を学ばない理由はありませんから。たくさん勉強することは、役者としての基本中の基本。ぼくらって台詞を「読む」ことがお仕事じゃない。その人物を劇場の板の上で「実在」させることが役者の仕事です。

もう、もう……。本人に見てほしい出演作を尋ねる機会があったときに文劇の名前が上がっていたので、これはぜったいに近々観ます。

真摯に向き合えるかどうかが、長い目で見た時、役者としての分かれ道になるんじゃないかな……なんて最近思いますね。

そういうふうに思っていることが、ちゃんと舞台の上の姿から伝わってくるの、すごいことだと思う。

2022/8/15 舞台『文豪とアルケミスト』第5弾インタビュー!久保田秀敏×安里勇哉が感じた「文字の力」

今って当たり前のように情報伝達ツールがあって、そこら中に情報が転がっているから、拾えば何かしら得れるものがあるし、何不自由ない生活ができますけど、文豪たちが生きていた時代の人たちは娯楽も少なかっただろうから。活字一文字一文字の力って、今の僕らが想像できないぐらいの大きなものだったと思うんですよね。だからこそ、生半可な気持ちで発すると言葉が持っている本来の力を全然お客さんに渡せなくなってしまうから、より慎重に伝えなければ、という重責があるよね。

これさ~~~~まあ私のことを知る人なら私が好きそうだなというのはこの部分だけで察してもらえると思うんだよね。大好きだよ!!!!

自分の心に余裕があるなと思ったらぜひ観に来ていただきたいです。

特にコロナ禍がはじまってからは、どのインタビューでも「無理せず観に来てほしい」ってかならず言う人だけど、それだけでなく演劇を観るということが精神的にも負荷の高いものたりうると自覚しているところが良いなあと思って。

舞台「文豪とアルケミスト 嘆キ人ノ廻旋(ロンド)」公式サイト 演出 吉谷晃太朗×芥川龍之介役 久保田秀敏 オフィシャル対談

僕の中で、文劇ってすごく“エンタメ”だと思っていました。演劇初心者が見ても分かりやすい作り方をされているので。例えば悩んでいる人間の感情をアンサンブルの方が身体表現で示してくれたり、回想では後方で文豪たちが過去を演じてくれたり。(略)僕はその表現方法がとても好きなんです。でもだからこそ、その分かり易さに甘えてはいけないと強く思っています。それこそ“演劇”として、自分がやるべきところは繊細に作っていかねばと。僕らって「あ、これが正解なんだな」と思うと、それを繰り返そうとしがちなんです。「このくらいの言い回しをして、ここに立っていればいいんでしょ」とか。でもそれが正しいかどうかなんて、自分が勝手に思いこんでいるだけでもあるし。

けっきょく言葉で好きになるんだな、と思う。自分の考えていることを言葉にできる人のことが好き。

HAKU-MYU LIVE 3

2022/8/29 「HAKU-MYU LIVE」6年ぶりに復活!久保田秀敏×輝馬が盛り上げる“お祭り騒ぎのステージ”

稽古は試す場所だから、早めに芝居を固めちゃうと自由さがなくなっちゃうじゃない。稽古を重ねるうえで、感じることが日々変わっていくと思うし……。

稽古は試す場所っていうの、あたりまえだけどたしかに!と思ってハッとした。そういうふうに思ってつかえる稽古時間って密度の濃いものになるだろうなあと思ってすこし羨ましい。

アドリブをするのであれば、そのキャラクターの設定に則ってやらないと、観客の方は萎えちゃうと思うんですよ。キャラクターの枠からはみ出ないギリギリのところを攻められたら、お客様も「あっ、このキャラクターにはきっとそういう側面もあるかもしれない」と受け止めて楽しんでもらえるんじゃないかなって。

このあいだ観たモリミュOp.3の兄様の動きを思い出してふふっとなった。

2022/8/30 久保田秀敏・北村健人、“役ではない僕”の見せ方で臨む「HAKU-MYU LIVE 3」

基本的には実在していた人たちの生い立ちや関係性を自分の中に落とし込んでやらないとな、とそこの下調べはちゃんとするようにはしていますね。あとは先日も京都公演の空いた時間で、旧前川邸や八木邸、壬生寺周辺を散策して、自分の中でイメージを膨らませて作品に昇華するようにしたり。自分の中でサブテキストをたくさん持つことを大事にしています。

薄桜鬼の土方が好きな友人が、別の作品の土方を観て「土方の概念が好きなのかもしれない」って言っていたけど、ある程度演出されたキャラクターとして物語に組み込まれていても、原典がなければそのキャラクターにはならないと私も思うので、原典のその人と、その作品・舞台でのその人の間隙を埋めに行く姿勢を久保田さんが持っているんだとわかって嬉しかった。私が薄桜鬼をやって幕末の本とか読んでるのと同じことしてる。

歴代キャストの真似をするのではなく、自分がその役としてどう生きられるのかっていう部分にフォーカスを当てて役を作ることを大切にしています。そうして生まれたものが、お客さんにとって「ちょっと違うな」っていうものであっても、それはそれで1つの正解なんじゃないかなって。

ほかのインタビューを読んでいるとものすごく観客の存在を意識している人なんだなというのがわかるけど、だからこそこういう発言が出てくることが嬉しい。観客に媚びる演技じゃ意味がない、というところがぶれない人なんだろうなあと思う。

僕はまだ千鶴と結ばれたことがないので……。

真改土方篇まで続投よろしくお願いします!!!!!!!!!!!

2022/9/15 ミュージカル『薄桜鬼』HAKU-MYU LIVE 3|久保田秀敏&輝馬インタビュー

2022/10/27 【Paraviで配信!】ミュージカル『薄桜鬼』HAKU-MYU LIVE 3インタビュー 久保田秀敏×菊池修司「6年間が詰まったライブになる」

お客様の中には、今までのキャストさんとどうしても見比べてしまう瞬間もあると思うんです。「あの土方が理想だった」「この沖田が理想だった」。みんなそれぞれあるとは思うんです。でも、一番大事なことは、担った役者がその作品の中でその場に生きて、しっかり地に足をつけて立つこと。その姿を見せられれば、ちゃんと存在していられるので。ちゃんと相手から言葉をもらって、自分の中で飲み込んで、解釈して渡す。このキャッチボールが、その場に生きる第一歩だと思うので。目線のやり取りや瞬きの回数、顔何度傾けるとか、そういう細かいところまで突き詰めていたいと思っています。

その土方で好きになった人間がここにいるので……。土方を演じていた久保田さんに惹かれたのは、きっと久保田さん自身のプライドと、土方歳三というキャラクターの「誠」の交点、久保田さんの実直さと土方の不器用な真っ直ぐさの交点で放つ光が眩しかったからだと思っていて、そう、たしかに存在を目撃したんだよな。LIVEという形であっても。

菊池さんが「くぼひでさんの印象は、とにかく『殺陣の軸がぶれない』人だった」と話していたのにも頷いた。うんうん。

2023年

ミュージカル『薄桜鬼』山南敬助篇

2023/4/8 ※ゲネプロ写真追加【薄ミュ】輝馬「今までにないオープニングだと思います」、ミュージカル『薄桜鬼 真改』山南敬助 篇が開幕!久保田秀敏・樋口裕太・星元裕月らの意気込みコメントを速報でUP|スマートボーイズ

その他

2023/5/3 【前編】舞台への熱い想い、甘いマスクと業界きっての美肌の持ち主!2.5次元俳優・久保田秀敏さんにインタビュー

【後編】舞台への熱い想い、甘いマスクと業界きっての美肌の持ち主!2.5次元俳優久保田秀敏さんにインタビュー

前後編とおしてすっごく良いことをたくさん話していて、好きが深まるいっぽうだった。

 

2024年

HIGH CARD the STAGE - CRACK A HAND

2024/1/12 山本一慶&久保田秀敏、役も物語も愛を形に 『HIGH CARD the STAGE - CRACK A HAND』

彼からいっぱい盗みたいなっていうのはありますね。「山本一慶という人間にはそういう視点があるのか、面白いな、自分の中にはなかったな」みたいな部分を見つけて、役者としての肥やしにしていきたいと思っています。

こういう、何もかもを自分の養分にしてやろうという貪欲さってもはや傲慢さにも近いと思うんだけど、本当にこういうところが好き。ずっと言ってる。

役替わり朗読劇『5 years after』

2024/2/5 本編+反省会で役と俳優がリンクするのも魅力 3キャスト60役×6通りの組み合わせ 回ごと役替わり、新鮮な朗読劇 │ シアターウェブマガジン[カンフェティ]

いろいろ(スケジュール的にもモチベ的にも体調的にも)タイミング悪くて行かなかったんだけど、やっぱりねじ込んで観ておくべきだったよなあと今になって後悔している。好きだなあって言葉がたくさんあってよかった。

ミュージカル『薄桜鬼』土方歳三篇

2024/2/15 ミュージカル『薄桜鬼 真改』土方歳三 篇│久保田秀敏 インタビュー | ローチケ演劇宣言!

2024/3/8 https://deview.co.jp/Interview?am_interview_id=1287&am_view_page=1

今の時代も同じことじゃないですか。僕らも普通に生活をしていて、もっとこうしたほうがいいんじゃないかなっていうことってたくさんあるし、それを思っているだけではなくて、声に出して、行動に移すことによって自然と1つの個体から集合体になって、どんどん大きく変化していって、いずれ何かをひっくり返すことができるかもしれない。

これだからこの人が好きなんだよなあ……。

 

読めば読むほどこの人の仕事に対する姿勢が好きだなあと思えたこともさることながら、初めてこの目で観た時に感じた印象を裏付ける話だらけで嬉しかった!