2024/3/3

連れは朝5時すぎに帰ってきた。私も日記を書いたりしているうちに4時すぎまで起きていたから、連れと一緒に正午をすぎるまで寝ていた。午後は、今日が最終日の山種美術館の展覧会に行く予定にしていたけれど、それはやめた。ふたりで目を覚ましてからぽつぽつ昨日の話をおたがいにするうちに、今なら切り出せる気がして、金曜の夜の話がひっかかってるんだけど、と私が言って、そこから1時間くらいその話をしていた。フラットでいようとすることがずるさだという認識を持ってくれていて安心したし、よりよい社会を目指すことを一緒にできたらいい、できることをやるときに一緒にできたら嬉しいと伝えた。連れの行動も思考も連れのもので、私が言ったからってそれを変えてほしいわけではないけれど、でも一緒に生きる人であるからには、私と同じ方向を向いている人であってほしい。元々立っている場所がそうずれているとは思わないけれど。すくなくとも、私がゆるせないと思うラインをわかってくれていたこと、対話から逃げない人であるということがわかって安心した。

会話が一段落してからパンケーキを作ってだいぶ遅めの昼食をとり、それから買い物に行った。夕飯は牛肉とそら豆のオイスターソース炒め、蕪と人参と鶏肉の煮物、蕪と塩昆布の浅漬け、新玉葱のポタージュ。食卓が春めいている。