9月29日(日)爪先

10時すこし前に起きる。敷布団を干して、タオル類を洗って、掃除機をかけた。昼過ぎに、友人に教えてもらったネイルサロンへ。

爪をひとに塗ってもらうのは随分ひさしぶりのことだ。今年に入ってからは初めてのことかもしれない。ただしい女に自らを寄せる行為に辟易してやめてしまった。今でもその違和感はあるけれど、それはそれとして美しく彩られた爪先は好きだ。見ているとわくわくする。ゴールドをアクセントに、バーガンディとカーキをのせた。秋はつまみとるもの。

珍しく買い物に行く元気があったので、良い機会だからと、ながらく先延ばしにしていた日用品をまとめて買った。どこに使われるかも明瞭でない税なんかみすみす納めてやるものかよ、という思いもすくなからずあるから、今すぐにはなくならない洗剤のストックなどもついでに買い足した。ほんとうに馬鹿馬鹿しい。国家総動員の茶番とか勘弁してくれよと思う。怖い。

歯医者に行って、恋人と電話をして、やり残していた家事を片付けた。それから衣替えついでにクローゼットの中を整理した。せっかく掃除機をかけたのに埃が出てしまったけれど、甲斐あってかなりすっきりとしたので満足した。やりたかったことを終わらせて食べる棒アイスは格別である。