4月2日(木)春爛漫

9時起床。移動時間がない分ぎりぎりまで眠れるからという怠惰ゆえに就寝時間が遅くなっていて、眠気がひどい。午前中はあまり頭がはっきりしないまま過ごしたけれど、上司との面談ですこし気分が引き締まった。きちんと成長していること、これから目標にすべきこと、今直すべきことについて話した。的確で忌憚のない言葉は嬉しかった。

午後は会議もなかったので、さすがに外の空気が恋しくなって、買い物に行く両親について車で隣駅まで乗せてもらった。表向きの目的だった銀行での野暮用は印鑑を忘れたせいで達成できなかったが、それはどうでもよくて、ひと駅分歩いて帰ることのほうが本当の目的だった。なにせ、東京に戻ってからはろくに花を見ていないのだ。

散歩するには申し分のない気温だった。500メートルもない線路沿いの桜並木を、30分以上かけてゆっくりと歩いた。桜も美しかったけれど、様々な花がこれでもかと咲き誇っていて、嬉しくて写真をたくさん撮った。

花桃の散った花弁、紅白のコントラストに惹かれた。
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オオイヌノフグリハコベ
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名前がわからなくて、帰宅してから調べた。アメリカフウロ。覚えた。
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蛇苺の花
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キランソウ。地獄の釜の蓋、とも呼ばれるらしい。かわいいのに物騒だ。
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あまり見かけないシロバナタンポポ。ひとりでテンションあがってしまった。

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どこにでもいる姫踊子草。
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八重葎
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土筆。今年は何度か土筆を食べる機会があって嬉しかった。
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菫、たくましい
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恋人に「ウィリアム・モリスのパターンみたいだ」といわしめたカラスノエンドウ
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これ以外にも、ホトケノザ、シャガ、スズメノエンドウタネツケバナハナニラカタバミ、ミミナグサ、キュウリグサヒメツルソバなんかを見かけて、もう楽しくてたまらなかった。どの季節もそれぞれの愛し方があるけれど、こと花においては春が一番好きだ。

風が強かったので、桜の花弁がよく舞っていた。時折竜巻のように渦を作るのだが、これがどうにも映像ではきれいに撮れず、恋人に会いたいと心底思った。

映像に残せない春、薄紅の竜巻だったの、見せたかったの

夕食は昨日の残りの肉じゃが、キムチチゲ、胡瓜とカニカマのマヨネーズ和え。さすがに連日の日本酒に飽きた両親は、今日はスパークリングワインを開けていた。