恋人、私がいなくてもだんだんと花の名前がわかるようになってきているので、こちらも負けじと調べては覚える日々。科レベルだとわかるものも多いのだが、さすがにそれだと範囲が広すぎるので、記録も兼ねて属まで書いてみることにする。
キュウリグサ。連れて帰りたくなるほどの見事な群生だった。ムラサキ科キュウリグサ属。
コンクリートをものともせずにまっすぐ立つ花。ノゲシだと思うが自信がない。
ベニバナトキワマンサク。新芽の頃は葉も赤いので、木全体が華やか。マンサク科トキワマンサク属。
チガヤの花。連休に入る頃にはこの紫の花が落ちて、銀のつやつやとした毛並みの穂が残る。群れて生えるので、銀の尾の大群が風になびく様はそれは美しい。よく中央分離帯に生えていることが多くて、この野草が大好きな母は運転していて見かけるたびに大喜びする。イネ科チガヤ属。
ブタナの花、ベニバナマンサクの花弁がひとひら。キク科エゾコウゾリナ属。
オオイヌノフグリに似ているが、花が圧倒的に小さい(2~3mm)。たぶん、同じオオバコ科クワガタソウ属のフラサバソウだろうと結論づけた。漢字表記ではどうなるのかと思ったら、ウィキペディア先生曰く「フランスの植物学者であるフランシェとサバティエの名前を組み合わせたものである」とのことで、笑ってしまった。鯖かと思った。
スズメノエンドウとカラスノエンドウ(ヤハズエンドウ)、どちらもマメ科ソラマメ属
オニノゲシの蕾。迫力というか、もはや威圧感。キク科ノゲシ属。
同じくオニノゲシの葉。あまりの凶暴さに、見ていたらなんだか悲しくなってしまった。他者を拒むことで自分を守る姿が切なかった。
カラスノエンドウの蔓ぐるぐる
ホトケノザの種。シソ科オドリコソウ属。
ナデシコ科ハコベ属。これはミドリハコベじゃないかと思うのだが、コハコベとの区別はさっぱり自信がない。雄しべの数で区別できるようなので、今度改めて見てみたい。調べている間にたどり着いたサイトのひとつに、「植物好きを名乗るならこれの見分けはついて当然」みたいなことが書いてあってうるさいわ!と思ったけれど、たしかにいつもハコベの仲間だな~で終わってしまうのは悔しいので、見分けられるようになりたい。
ヒメウツギ。まんまるの蕾が豆電球のようでかわいい。アジサイ科ウツギ属。
シロバナヤブケマン。ムラサキケマンはよく見かけるが、これは初めて見た。ケシ科キケマン属。
ミツバツツジの新芽。オクラみたいで面白くて撮った。ツツジ科ツツジ属。
秋になると真っ赤な実が美しいガマズミ。レンプクソウ科ガマズミ属。
私の大好きなシロバナタンポポ。タンポポはかなり好きな花のひとつだけど、なかでもシロバナタンポポが好き。春のはじめにユキヤナギとハコベに大喜びしている私を見て恋人に「きみは白が好きなんだね」と言われたことがあったけれど、たしかにそのとおりみたいだ。キク科タンポポ属。
ホウチャクソウ、ナルコユリとの見分けが難しいけど、たぶんアマドコロが正解。クサスギカズラ科アマドコロ属。
キランソウだと思うのだけど、こんなに茎が伸びている株に出会ったことがないので自信がない。別名地獄の釜の蓋というだけあって、よく見かけるのはもっと地面にべったりと張り付いている。シソ科キランソウ属。シソ科の花はわりと似通っていてわかりやすい。
カキドオシ。シソ科カキドオシ属。
これだけはどうしても名前がわからない。2mm程度の小さな白い花。
さっきのアマドコロと違って、茎が枝分かれしているのでホウチャクソウ。よく似ているけれど、クサスギカズラ科ではなくイヌサフラン科チゴユリ属で、こちらは毒があるらしい。
ヒトリシズカ。センリョウ科チャラン属。
オドリコソウ。ヒメオドリコソウはそこらじゅうで見るけど、こちらは初めて見た。シソ科オドリコソウ属。なるほど食用のシソと葉がよく似ている。