6月11日(木)ずーん

8時半過ぎに起きた。恋人が朝食を作ってくれた。昨日の夜、焼き肉と一緒に食べたサンチュの残りと、トマトと胡瓜と、ブラックペッパーのソーセージをトーストにはさんだやつ。恋人はこういものをなんでもないように作る。美味しい。9時前に恋人が出ていって、ひとつ会議をしたあとは眠気に耐えられずに布団に戻った。結局午前中はほとんど寝ていたようなものだった。

最初は寝不足のせいだと思った。恋人といるときはだいたい楽しくて夜ふかしになる。でも、睡眠を補っても体は重かった。外はまばゆいばかりの青空なのに、どうしてこんなに調子が悪いんだろうと思っていたら、昼過ぎにその答えがやってきた。あっというまに曇天になって、雨の匂いが立ち込めた。低気圧には敏感な体質ではあるものの頭痛持ちではないと思っていたのに、夕方からはずんずんと鈍痛がして、とてもじゃないけど仕事が手につかなかった。おまけに何がいけないのか、鼻水が止まらないものだから閉口した。夕方にあった会議は、ほとんど自分でも何を口走っていたのか記憶がない。あとから恋人と電話をして、そこそこまともなことを言えていたらしいことを聞かされて安心した。

夕食を作る気力がないなりに卵をふたつ使ってスクランブルエッグを作って、温めたご飯にキムチと一緒にのせて食べて、それで今日の達成感をどうにか補充した。月の中でも指折りにだめな感じの日だ。