4月最後の日。
昼前に連れと起き出し、ドーナツを買いに行く。こまごまとした買い物もついでにすませ、帰宅してコーヒーを淹れてドーナツパーティーをした。その後は一緒に薄ミュ山南篇の配信映像の続きを観る。正直、劇場に行っていたときはずっと頭の中がうるさくて作品に100％没頭できた感覚がなくて、そのことが悔しいまま終わってしまったので、ゆっくり見返せて良かった。もちろん、それでも劇場で観るものには敵わないけれど。
夕方、ネイルサロンに行って、大学時代の演劇仲間との飲み会。一昨年の年末あたりから数ヶ月おきに集まるのが恒例になりつつあるメンツである。今回もやはり泥酔して、終電に間に合う時間だったのにタクシーで帰宅する羽目になった。店を出てから外で飲み直している間、うっかり書きたい脚本があると口を滑らせたために、公演をやろうよ！と盛り上がってしまい、かつて好きだった男には「じゃあ連休中にそれ、書いてきてよ」とまで言われてしまった。書きあげられる自信なんてこれっぽっちもないので、酔いが冷めてから途方に暮れているが、私がそうして口にした夢を馬鹿にしないどろころか、一緒にやろうと言ってくれるやつらが近くにいることは、それだけでめちゃくちゃ嬉しいよなあと思うし、だから叶えたいと思ってしまう。6年前、最後にこのメンバーでやった公演に、私は体調を崩して最後まで参加できなかった。ずっとそのことが心残りで、この人たちと演劇をまたやりたいという気持ちだけがずっと熾のようにくすぶっている。
