2023/5/1

5月初日は二日酔いで迎える。先月の忙しさは一段落し、同僚たちも連休モードなので会議もない。ほとんど寝て午前中を終える。

午後、『SLAM DUNK』全巻を貸してもらうために友人に会いに行く。前の晩の、泥酔した状態で投稿したつぶやきを見られていて恥ずかしい。いくらでも離れがたくなってしまうけど、たぶん喋り足りないくらいがちょうどいいのでしょう、少し言葉を交わして仕事に向かう友人と別れた。

せっかく家を出たからには、と貧乏性を発揮して、ついでに本屋に寄る。買えていなかった漫画の続編と、演劇に関する書籍をいくつか購入したら、手持ちの書籍が40冊を超えることになってしまった。重さにひいひい言いながら帰宅。

漫画を読んだり、うとうとしたりしているうちに、めずらしく早上がりの連れが帰宅。キムチ肉豆腐を作って食べ、『ハッピーフィート』を観た。あまり重くなさそうな、楽しい気持ちで観られそうなもの、という意図での選択だったのだが、思った以上に社会派……というか、ブラック・コメディ感のある作品だった。かなり予想外の方向に連れて行かれたので、はじめのうちは笑いながら無邪気にペンギンたちのかわいさを愛でていたのに、途中から連れと二人して静かになってしまったり。終わり方はやや強引な印象だったけれど(よっぽどバッドエンドで終わるのかと思った)、当初のファンタジックでコミカルな感じから、すこしずつ旋回して雲が立ち込めていく意外性が楽しい作品ではあった。あと、『マッド・マックス』のジョージ・ミラーの監督作品だからか、冒頭の寒さに耐えるペンギンのシーンにも、どことなく同作を彷彿とさせる印象があって連れと爆笑していた。ダンスの好きなペンギンの物語であの映画を思い出すことになるとは思わないよねえ。