2024/1/13

 正午すこし前に起きた。連れと大河ドラマの再放送を観ながら昼食をとり、仕事に送り出してから家を掃除した。しばらく締め切っていた窓をぜんぶ開けて空気を入れ替えたら、かなりしゃっきりした気分になった。念入りにやったつもりはそこまでないのだが、気がついたら5時近くになっていた。そこからは日記を書いていた……半分くらいはネットサーフィンの時間だったかもしれない。9時半過ぎに連れから仕事終わりの連絡が来て、あわてて食事の準備をした。
 いつも料理に時間がかかることが悩みの種だったのだが、今日はなんだか首尾よく進んで、1時間ちょっとで親子丼と汁物、副菜を2品作ることができた。水菜と平茸のスープ、大根の梅おかかにんにく和え、水菜のナムル。
 食後はいつものように何か観る?と話していたものの、連れが漫画を読みはじめたので、私も布団に倒れ込んでブラッドベリの短編集を読んでいた。まだシャワーを浴びていなかったので、あまり真剣にならずに流し読みするくらいのつもりだったのに、ちょうどそのとき読んだ短編がどこか琴線に触れてしまったらしく、自分でも思いがけず涙が出ていた。泣きながらその話を読み終えて、シャワーを浴びて、また戻ってきてふたりで眠くなるまでそれぞれ読んでいた。
 入浴を先延ばす手遊びに手に取ったはずの物語にがっちりと掴まれて、こういうことがあるから本っておもしろいのだった、とひさしぶりに思えて嬉しい。