記録
本
小川洋子『薬指の標本』
美しい文章だったけど、標本技術士って確定申告してんのかなとか、空の浴槽に身を横たえたらタイルが冷たくてつらそうだなとか、余計なほうに思考が逸れてしまって申し訳なくなった。最近お金のことばっかり考えてるからこうなる。
2作目、主人公が元婚約者を憎む理由がないのに憎んでしまう状況が、いつか自分にも訪れたらどうしようと思ってずっと怖かった。この作品でいう六角形の語り小部屋で告解するという行為は、私にとっては文章を書くことで代替できるのだろうけれど、それもなんだか味気ない気がする。
読みながらずっと自分の品性が貧しすぎて悲しかった。情緒を失くしちゃったのかもしれない。
コナン・ドイル『シャーロックホームズの冒険』
何のてらいもなく「きみのことを信頼している」と言ってのけるのを散々見せられて、シャーロックってかなりワトソンのこと好きなんだな……とにこにこしていた。
劇場版薄桜鬼 士魂蒼穹 想片録
友人に貸してもらって一息に読んだ!ミュの風間篇を観た直後で風間千景に対していとおしさが芽生えていたところだったので、さらに好きになってしまった。終盤、土方が酔って、失った仲間たちを回顧しながら大鳥さんに話しているところが好きだった。とくに山南さんへの思いが……。ミュの山南篇が始まる前に読めて良かった。
司馬遼太郎『幕末』
ほんとうはね、『燃えよ剣』とか『新選組血風録』が読みたいんだけど。いつ図書館に行っても貸出中で、なおかつ私は期限までに決められたことをするというのが極端にできないので、予約したとて取り置き期限中に受け取りに行けないのが目に見えているのだ。というわけで、そのかわりに目に留まったのがこの短編集。軽い読み口でおもしろかった!『薄桜鬼』という作品から新選組に興味を持って、幕末・維新史を学んで、すこしずつ周縁の登場人物の立ち位置がわかってきた今だから楽しめたんだと思う。新しいことを知って、それがそのあと自分の中で知識として活きていることを実感する瞬間って生きている中でいちばん気持ちいいんじゃないかと本気で思っている。
漫画
憂国のモリアーティ 3~8巻
アルバートのことが、好きすぎる。おわり
アニメ
REVENGER 9~12話
めずらしく最後までちゃんと観た。なんだろう、何がこんなに好きだったんだろう。好き、という表現にも違和感があるくらい、大きく感情を揺さぶられることもなく淡々と観ていたのだけど、観るのをやめようとは思わなかったのだから好きだったんだと思う。噛み砕きたい。
TRIGUN STAMPEDE
また続きをみたらおいおい言葉にする。でも、やっぱり漫画が読みたいな……。
薄桜鬼 1~12
薄桜鬼 碧血録 13~22
後半にかけて千鶴のことがほんとうに苦手でけっこうつらかったのだけど、アニメとしてはすっごく好きだった。
薄桜鬼 雪華録 1~2
本編が重いだけに、息抜きにちょうどいい口当たりがありがたい。こういうスピンオフは楽しいから。
映画・ドラマ
美しい彼 シーズン2
実家で録画しておいてもらったものを帰省したときに見たんだけど、めちゃくちゃ酔っていたのでほとんど覚えていなくて悔しい!
BLUE GIANT
グッバイ、ドン・グリーズ
『宇宙よりも遠い場所』と同じスタッフが制作したというアニメーション映画。私はよりもいのほうが好きだったけど、どこか遠くに行きたい気持ちにさせるという点においては変わらない。
パンズ・ラビリンス
ギレルモ・デル・トロのピノッキオ
2023/3/29 - 地上のまなざし
本編というよりビハインドの感想だけど。
コンサート・ライブ・舞台
NIGHTMARE Birthday Live 2023 ~柩BD~
NIGHTMARE BIRTHDAY LIVE 2023〜柩BD〜 @EX Theater Roppongi - 地上のまなざし
ミュージカル『薄桜鬼』 風間千景篇
すごく好きな舞台だった。風間のことを感情をもったいきものとして愛しく思えたし、原田と不知火の友情、不知火と高杉晋作の友情も丁寧に描かれているのも好きだった。
何より、千鶴と風間が結ばれないという結末がすごく良い!以前毛利さん・西田さん・藤澤さんの対談で「風間役が鈴木勝吾でなければフラレていなかった」という話があったが、その言葉の意味がわかった気がする(「フラれる」という茶化した表現はこの結末を適切に形容しているとは思えないしミスリーディングでものすごくもったいないと思う!)。この舞台の風間も、勝吾さんも芯のとおったがんこさのある人だから。羅刹を一人残らず殺そうとする風間と、その考えを変えるために風間に同行する千鶴が最後まで相容れないことは、このふたりもまた誠を貫いたということでもあるのかもしれないと思った。人間に絶望した風間と、人間に希望を見る千鶴、どちらもまっすぐでかっこいいと思う。「金、権力、名声。それらの奪い合いだ」「人間はそんなもののために死ぬんですか!」のところが好きだった。早く原作ゲームの風間ルートもやりたい。
矢崎広さんの初代土方、以前久保田さんがめちゃくちゃかっこいいんだと話していたのが印象的だったのだが、なるほどくらくらするようなかっこよさだった。「生き急いでるわけじゃねぇよ」の表情には思わず息を呑んだ。私は土方を演じているところを見て久保田さんを好きになったし、久保田さんの演じる土方が好きだったから薄桜鬼という作品にも向き合おうという気になったわけで、(薄ミュファンとしては例外中の例外かもしれないけど)いわば久保田土方原理主義者だった……のだが、ちょっともう言えないかも。でもやっぱり久保田さんの土方が見たい!の気持ちも強まったので、そんなことを言ってるうちに今週末には山南篇がはじまる。
久保田秀敏さんファンクラブイベント1部・2部(3/19)
同担しかいない空間、怖え~!と怯えながら行ったのだが、そんなことは気にならないくらいめっちゃくちゃおもしろくて楽しくて最高だった。愉快なおにいさん。私みたいな新規のファンはたぶんかなり珍しい方で、長く好きでいる人が多いみたいだったけれど、それだけ長いこと愛される理由が見えた気がして嬉しかった。なんだろう、なんか、すごい人だなと思う。いつのまにか好きになってから半年弱くらい経とうとしている。本人はSNSの更新頻度が低くて申し訳ないというのだけど、アイドルを追いかけるなかで情報についていかれずに振り落とされた身としては、穏やかに応援しやすくてほんとうにありがたい。
年間目標に対するフィードバック
部屋に花を絶やさない
→連れが家族の結婚式に参列してもらってきた花束はずいぶん長く楽しんだ。そのあとも菜の花を買ってきてしばらく飾っていた。
スキンケア
→前のを使い切ったので、美容液をメガ割で買ったinisfreeに変えた。今のところ特に変わった印象はないけれど、調子悪くもない。
ヨガの再開orピラティスの教室
→月初の週末に久しぶりに近所の有志でやっているヨガサークルに数年ぶりに顔を出して、気持ちよかったのだけど、その後は予定が重なってしまってけっきょくその1回しか行けていない。4月は2回は行きたい。
ペットボトルを買わない
→柩さんの誕生日ライブのドリンクでもらった1本だけ!のはず……。
資格をとる
→いちばん簡単な資格は無事合格!何よりテキストを処分できるのが嬉しい。次もがんばるぞ……目指せ6月。
有給取得
→連れと花見したり、友人とアフタヌーンティーに行ったりしてしっかり使った。
資産運用
→アメリカの某銀行倒産のあおりか、みるみる減っていくじゃん!と血の気が引く思いをしながらも特に何もせずに放置。今はまた戻ってきたけど一時は元本割れしていた。
運転
→免許、まだ再発行してません。
夢を見つける
→進捗なし。お金のことを考えないとどうしようもない。
書き続ける
→どうかな、微妙かも。
4月の目標
- 不要な本とCD類を処分する
- 粗大ごみを申し込む
- 還付申告終わらせる
- 免許再発行しに行く
- 予算オーバーしない
- 病院に行く(婦人科、眼科、歯科)
- 週4時間くらいは勉強する
上の6つはすべて3月の目標だったはずなのだけど、しれっと4月の目標ということで持ち越しする。まあ、予算はオーバーしたものの、先月の超過分をだいぶ取り戻したので良かったかな……。
あとさあ、私のクレジットカードで10万円くらい不正利用したやつ、ふざけんなよ!利用停止手続きしたけどクソ不便だわ!クソ!!